上尾の天文日記

主に天体写真を掲載しています。 たまには日常のショットも。

2013年02月

2011年8月に研磨講習会で研磨した鏡がやっと望遠鏡として日の目を見ました。
当初から構想はあったのですが、カッコいいトラス構造にしょうかFRPで筒を作ろうか
妄想ばかり膨らんで実行力が伴いませんでした。
結局、一番無難でシンプルな合板でドブソニアンにしました。
最初に12mm合板で鏡筒を作りましたが、思ったより重くなってしまったので9mm
合板で作り直し。
この時、採寸を間違えてしまったので当初計画より一回り細い鏡筒に・・・
結果的には怪我の功名か、コンパクトで軽く仕上がったので良しとします。
 
先日、観望会で木星と月面をFL102sとサイドバイサイドで見比べてみました。
主観としては
・見え味は遜色ない。
・ニュートンの特性かスッキリした画像。
・周辺の星像もあまり崩れていない。(F7と暗いため?)
 
完成品の仕様としては
主鏡:φ150mm FL1050mm F7(自作研磨品)
斜鏡:短径φ40mm(ミザール製)
接眼部:星まつりで購入したジャンク品
スパイダー:t0.5mm(ステンレス黒塗り)
ファインダー:あまり物
鏡筒:9mm合板
架台:12mm合板
全長(架台含む)1060mm
重量(架台含む)約10kg
 
こんな感じです。一応塗装はしました。
イメージ 1
 
主鏡セルも合板です。
イメージ 2
 
今夜は赤道儀に取付て木星を撮ってみました。(木製で木星を撮る?)
そこそこの写りと自画自賛。
カメラ:DBK 21AU04.AS
3倍バロー
約1,000コマをRegistaxで処理
イメージ 3

今回の新月期も三峰に遠征してきました。
19時頃現地到着しましたが、先客が2台すでにセッテイングされています。
お隣にご挨拶したところ以前お会いした県内の方。
今回はTOA130とフルサイズ冷却CCDを持ち込まれていました。
もう一台も県内の方との事でこちらもTOA130とEOS 5DⅢの豪華装備。
 
天候の方は24時ごろまで時折雲が流れていましたが、微風で結露もなく
気温もこの季節としては-2度くらいと過ごしやすい?条件。
しかし、ライブビューでピントを確認すると恒星の画像が安定しません。
シーイングは期待できないようです。
 
撮影データー
日時:2013.02.10  20:00~
場所:三峰HP
架台:EM200(AGS-1sBLD)
鏡筒:R200SS、VC200L
ガイド:オフアキ(Lodestar+PHD)
カメラ:SEO Cooled 60D(-20℃)
画像処理:SI 6.5
 
まずは南中過ぎの馬頭と燃える木。
画像処理が強調過ぎたらしくゴーストが出てきてしまいました。
R200SS ISO:800 600秒×8コマ
イメージ 1
 
VC200L+RDでトリオ
ISO:1600 900秒×6コマ
イメージ 3
 
南中近くのM51。
1800mmでも小さい。
銀河用に高感度でCCDサイズの小さなカラーCCDが欲しいところです。
VC200L ISO:1600 900秒×5コマ
イメージ 2
 
おまけとして、沈むオリオン座
この画像で見ると西側はけっこう暗いですね。
イメージ 4

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